〜大学編〜 Vol.1

大学編ってことで、活動拠点は大体

  • 新中野〜中野周辺
  • JR中野〜武蔵境 間
  • 環七沿い
  • その他(遊び場、バイト先、などなど)

この4つのエリア。特に環七沿いは、車という武器によって得られたゾーンと言えよう。
時代は1998年〜2002年の4年間。
ただ中学・高校編と違い、ぱっと思い出す店だけでもかなりの数になる&通った回数もパネェので、複数回に分けて掲載予定です。
ってなわけで今回はVol.1

ザボン(中野) ※閉店

中野通り沿いの五差路の一角にあるビルの中2階に位置するラーメン屋。
メニューにはしょうゆ/みそと2種類あったが、ベースはとんこつだったのかな。かなり濃厚な味だった。
行ったきっかけは、確か大学受験で合格が決まったタイミングで兄貴にご馳走してもらったんだっけか。定かではないが、何かしらめでたかった記憶がある。
ここは単価が高かった(普通のラーメンでも800円くらいした)ので、初回訪問も含め、大体兄貴の驕りで連れてってもらうパターンがほとんどだった。
そのせいもあったのか(?)、ラーメンを盛るまでの間にドンブリにお湯を入れて温めておく、という一手間をかけていたのが凄く印象に残ってる。おかげで冷めにくく、最後まで美味しかった。
味については正直なところ好き嫌いがはっきり分かれるタイプだと思う。当時の自分にとってはトッピングがかなり斬新で、刻み海苔、刻みチャーシュー、そして、刻みしいたけ、という組み合わせ。しいたけ嫌いには地獄のラーメンかもしれない。何を隠そう自分も大のしいたけ嫌いなのだが、ここのラーメンは好きだったので、毎回店の前でハムレットばりに苦悩してた。結局毎回入るんだけど。
ロケーションが悪かったのか、中野店はいつの間にか無くなっていた。ただ、新宿歌舞伎町(西武新宿の方)と高円寺店は相変わらずのようなので、機会があればまた行こうかな。

香門 ※閉店

北口にある超有名店・青葉の名声に隠れてあまり目立ってなかったが、中野界隈ではトップクラスの店だった香門。
ここの印象と言えば、「あんまり中野っぽくなかった」に尽きる。広い店内で家族+外国人少々で切り盛りしてるあたりが、どっちかというと地方の繁盛店みたいな面構えだったかな。
逆に言えば、強面のジジイが厨房の奥からラオウばりのオーラを放ってるとか、「**(店名)の極意・その7 締めには必ずごはん(別料金)を頼むこと!」とかいう痛いポップとは無縁の店でした。おばちゃんがニコニコ接客した後に亭主に大声で注文伝えるスタイル。
前置きはさておき、ラーメン自体は塩ラーメンか、塩ベースにとんこつ+魚介テイストを加えた「うまかもん」という2種類(+αでしょうゆもあったかもしれないが食べた記憶がない)で、前者は限定30食だかだったため、必然的に毎回後者を食べていた。
ここは単価が650円程度であり、前述のように入りやすい雰囲気であり、そのわりにはかなり美味しい、極め付けが、並んだ記憶がない、という4つの理由から一時期メインで通っていた。行列店にならなかった理由はおそらく

  • 店の場所が中野駅から少し距離があった
  • 青葉のようなメディア進出をする気が無かった

この2点だと思う。
結局大学卒業間近の2002年に突然の閉店というショッキングな形でのお別れとなってしまった。理由はよくわからないが、最終日の3日前くらいに食べに行ったらその時初めて並びました。地元の人に愛されていた店だったのかも。ここは惜しい。

大勝軒(中野)

カップ麺にすらなっている説明不要の有名店。
初めて行ったのは、大学1年のバイト(ローソン)仲間と夜勤明けの朝食兼昼食で。
まだ採用されて間が無く、仕事中もそれほど会話は無かったのだが、9時あがりで帰ろうと支度してたら一緒に夜勤に入っていた先輩に話しかけられ、そのまま店の奥でコーヒー+煙草を片手に話しこんでたら10時を過ぎ11時を過ぎ、なんとなくじゃあ飯でも、という流れになったのがきっかけだったかな。
やったら暑い夏の日で、11時ちょい過ぎに入店すると、狭い店内は店員、客ともにオッサンだらけ。いきなり平均年齢を下げたのが我々二人だった。
つけめんというもの自体をこの時まで知らなかったため、先輩の頼むものをそのまま頼み、横で眺めながら実践。確か肉入りつけそば、だったかしら。
一口食べたとき、美味さにべっくらこきましたよ。ええ。
五郎ちゃん風に言うと、「つけめん!そういうのもあるのか!」とでも言いますか、ちっちゃい頃にタルタルソースを初めて口にした時の衝撃に近かったかもしれん。いやそれは言いすぎかもしれないが、まぁそういった類いの新鮮さだったわけです。
そんなデビューだったせいか、中野の大勝軒は「夏」のイメージが定着している。よくわからない相撲を観ながら水を2杯くらい飲んでスタンバイ。出てきたつけめんを汗だくになりながらかっこんで、スープ割り(2回目以降でこの制度を理解、以後定着)をもらって3杯目の水を飲んでから退店、みたいなループを何度繰り返したことか。
ここはもちろんまだ健在のようだけど、社会人になってから1度行ったきり行ってない。
というのも、数年後になんとなくフラフラっと入った青梅街道沿いの大勝軒南阿佐ヶ谷だか南高円寺だかの近く)が衝撃のまずさだったため、中野店云々ではなくて、フランチャイズ展開後の大勝軒全体に対するイメージが底辺まで落ち、なんかもういいや、って思ってしまったから。ちなみに一応断っておくと、ことラーメンに関して自分が「まずい」と発言したことは生涯において2回しかないのだが、そのうちの1回がここである。(もう1回はらーめん花月で、出された麺が全部束になってたラーメン。まずいというか、笑った)
ただいろんな人の話を聞くと、中野店とか東池袋店とか、もともとの店はチェーン店舗とは違ってまだ大丈夫、とのことなので、気が向いたら行くかも。
いずれにせよ、夏だな。

味七(中野)

こちらは北口、我らがブロードウェイ方面に位置するロータリー付近にある味噌ラーメン屋でございます。それほど有名店ではなく、並ぶこともほぼ無い。
味七は完全に味噌専門、、、と思いきや塩と醤油もあるにはあるらしい。食べたことないけど。
札幌味噌ラーメンで、一番の特徴はその熱さ。あのレニー・ハートに「シャァァァァクゥゥゥネェェェツゥゥゥゥ!!!」と言わしめたことがあるとか無いとか。絶対無いけど。
その秘密はスープ表面に厚めに張られているラード。これが膜となって前述の熱さを保っているのだが、人によってはクドいと感じるかもしれない。ただ好きな人はこれにプラスしてまぶされている大量の挽肉と味噌の組み合わせがたまらんようです。まぁ僕のことなんですが。
ここも単価はちょい高めなので、大学時代はそれほど頻繁には来れなかった。その代わり、社会人になって小銭が出来てから親の敵かの如く通った店でもある。もちろん今でも健在なので、中野に行くことがあれば候補の筆頭となる店であります。


ってな感じで今日はここまで。
次回は高円寺〜吉祥寺と、環七に触れるかどうか。です。
まぁ純粋に回顧録なんで思い出せたら書く、って感じになるかと思います。