素牌(SPY)

作詞:槇原敬之 作曲:槇原敬之

おあずけになった起家に
がっかりしていたけど
偶然ドラが3枚
なんて運命的な配牌


三味線と言うよりちょっと
ダンマリに近い風で
打ち始めた頃なら
きっと悟られてた


ひょっとしたら別のやつが
リーチしたりして
後をつけてみよう
イタズラ心に火がついた


だけど 信じてる 信じてる
ツモを信じてる
今の勢いが大丈夫だと
背中を押す


指令は下された
僕は メンホンと暗刻の
ドラ爆に身を固めた割れ目


超能力者のように
上家をダマしてやれ
「今日 背中が煤けたろ?」
驚く顔が見たい


高そうな僕の切り筋
奴は急に立ち止まる
対面にいる男が
急に手を開けた


僕の胸が
急スピードで高なる
奴はまわりを気にしながら僕に
ロンと言った


しゃれになんないよ なんないよ
悪い夢ならば
早めにさめてと
呪文のように叫んでる


親満を振ることが
こんなにつらいなら
僕は テンピンでなんか打てない