人の話を聞きたまえ

僕は日々行われている客との打ち合わせ後に、誰が何をいつまでにやるのかを念のため確認する時間を設ける(大概の場合、喫茶店)ようにしているのだが、ほぼ毎回、そこで全くトンチンカンなことを言い出すエンジニアがいる。どう考えてもお前さんの役目だろうということを客がやるものだと勘違いしていたり、そもそもその行為の必要性を理解していなかったりで、なんのための打ち合わせだったのかと考えると、かなりガックリ来る瞬間である。
昔は「なんでこうなんだろう?」と不思議でしかなかったのだが、こういう人たちは仕事というものをストーリー立てて考えてないからなのかなと最近感じるようになってきた。
つまり成すべき事の背景にある理由やそれに関係する登場人物、時系列、その他の要因を総合的に捉えた後に「判断して」いるわけではなく、1つ1つの要素を○とか△とか☆とかの記号で「記憶しかしてない」から、なぜ☆を自分がやらなくてはならないかも理解出来ないし、信じられない手の抜き方もするし、手を抜いていいところに妙にこだわったりするのではないかと。
でまぁそういう人たちの大好きなセリフが「決まりだから。」「前にこうしたから。」「って言われたから。」の御三家だ。
あとやたら「〜って言いましたよね?」とその事実にのみムキになって噛み付く傾向がありますね。もーいいよそんなところにこだわったって物事は何一つ解決しないんだけどわかったよお前は悪くないよ頭以外は、って言いたくなるところをグッと我慢しながら啜るカフェラテは大抵氷が溶けきった寝ぼけた味です。ギャランドゥ。