東横イン、二重図面で偽造工事 条例違反の状態

ビジネスホテルチェーン大手「東横イン」(東京都大田区)が、横浜市に今月オープンしたホテル建設をめぐり、法律や市条例で義務づけられている身障者用設備や駐車場を設けた建物をいったん建てながら、市などの完了検査直後にこれらの設備を撤去・改造する工事をして開業していたことがわかった。撤去前の設計でなければ、建築確認はおりなかった。

完了検査後、駐車場スペースは、ビジネススペースや喫煙コーナーに、身障者用客室も通常の客室とリネン庫に変えられた。改造工事は、大手ゼネコンの施工が終わった後、東横インのグループ会社によって実施された。

問題は、「10稼ぐつもりが9になっちまう」という引き算で考えてるところですね。最初からそういう設備ありきの考え方になってない、という意味で。ここまで時間と金かけてまで排除しようとしたってことは、東横インにとって身障者用設備は商業的にとことん無駄なインフラという認識でしか無いってことだ。
が、こと日本においては、別に取り立てて「異常」とも思えないんだよなぁ(もちろん今回のは「やりすぎ」であるし、そもそも違法行為だから処罰されるのは最もなんだけど)。エコにしてもそうだけど、企業にとっては「やっとかなきゃ叩かれる」ぐらいの認識でしかまだないでしょう。
ってゴミの分別を面倒くさがってる僕が言えるセリフではないけどね。ただ通り一辺倒に「悪質!」と斬り捨てて終わる内容でもないよなぁと思った。