首都高・阪神、距離別料金に

 10月に発足した首都・阪神の両高速道路会社は1日、2008年度をめどに導入する新しい通行料金制度の原案を発表した。いまの均一料金制を改め、通行距離に応じた料金体系にする。走った距離を把握するため自動料金収受システム(ETC)の利用を原則として義務付ける。首都高速の東京圏では普通車の一律700円が250―1700円になる。不公平感の緩和が狙いだが、ETCの普及や大幅値上げとなる遠距離利用者の負担軽減などが課題になる。

首都高の利用頻度が高いと思われる、都心に用の無い遠距離利用者(例:東名→東北への接続のために已む無く首都高を利用している通過車両)が数多く存在する現状において、この価格設定が不公平感の緩和になるかどうか甚だ疑問。